多汗症

ケンタ

2007年07月30日 10:27

アポクリン汗腺からの分泌物とわきの下にいる細菌が混ざり合うことで臭いや黄ばみを発生させるわきがとは別に、多汗症という症状があるのをご存知でしょうか。わきがと多汗症は混同されやすいですが、それぞれは別の症状であり、まれにその二つの症状を持っている人がいますが、基本的に別のものであります。
ではどういったケースで、わきがの再発が高くなるのでしょうか?それはまさに上で挙げたアポクリン汗腺、皮脂腺の除去に失敗して、アポクリン汗腺、皮脂腺をわきの下に多く残してしまう場合です。わきが手術に掛けられる予算の関係上などを理由に、ひと昔前のわきが手術の方法などを用いてわきが治療を行えば、それはアポクリン汗腺、皮脂腺をわきの下に多く残してしまう可能性が現行の最先端のわきが治療に比べれば高くなりますので、わきが再発の可能性が出てきます。
ストレスをやわらげるという意味でも、入浴の習慣づくりをすることをおすすめします。汗腺機能を高める入浴法をご紹介いたしましたが、「足湯」を行うだけでも効果はあります。足湯をするには、まず両足がラクに入る大きさの洗面器やバケツなどを用意します。そこに、足首がつかるくらいの量のお湯を入れます。お湯の温度は45℃前後にします。やけどしないよう、必ず手を入れて温度を確かめてください。リラックスした姿勢で、足をお湯に入れます。5分くらいつけてください。出したとき、足先が赤くなっていると思います。左右同じくらいの赤さになるまで、赤みが少ない方の足を2~3分つけたりして、終了です。
安全性が高く、消臭・消色効果、コスト(重曹 家庭用1kgが数百円程度、重曹石鹸が一つ1680円程度です)がある重曹はわきがに悩まされている人にとっては、大変貴重な存在と言えます。わきがに悩まされている全ての人に高い効果を期待できるかどうかは科学的な実証を待たねばなりませんが、もし市販の消臭剤や制汗剤で自分に適したものがないと感じている方には、是非検討をオススメしたいと思います。