この細菌の種類の違い

ケンタ

2007年07月13日 16:35

わきにはたくさんの細菌が潜んでいます。興味深いことに、わきが体質の人と、そうではない人のわきの下に潜む細菌は異なっているそうなのです。この細菌の種類の違いが、異なるにおいをうみだすとも言われています。同じわきがでも、人によってにおいの強さや種類に個性があるのは、細菌の違いもあるのかもしれません。わきがの人が持つ特有の細菌は、アポクリン汗腺から出る汗や、皮脂腺から出る脂肪分を糧にして生きのびているそうです。
そもそも保険適用がなされるわきが手術というのは、厚生省が保険の適用を認めていて、医療上必要であると医師が判断する場合ですから、わきがの場合はほとんどのケースで認められるべきであると考えられます。一方で、医学の進歩は目覚しく、例えばがん治療や難病の治療などに高度な先進的な医療が施されることが珍しくないように、わきがの手術もより安全で後遺症がなく、効率的なものが日々研究開発されていて、そうしたわきが手術の方法を望む人の声も少なくないそうです。
ストレスをやわらげるという意味でも、入浴の習慣づくりをすることをおすすめします。汗腺機能を高める入浴法をご紹介いたしましたが、「足湯」を行うだけでも効果はあります。足湯をするには、まず両足がラクに入る大きさの洗面器やバケツなどを用意します。そこに、足首がつかるくらいの量のお湯を入れます。お湯の温度は45℃前後にします。やけどしないよう、必ず手を入れて温度を確かめてください。リラックスした姿勢で、足をお湯に入れます。5分くらいつけてください。出したとき、足先が赤くなっていると思います。左右同じくらいの赤さになるまで、赤みが少ない方の足を2~3分つけたりして、終了です。
ところが、こうしたアフターケアを怠る病院やクリニックでは、アポクリン汗腺、皮脂腺を残したことを見落として、それを放置することにより再発させてしまうことがあります。医療技術がいかに向上しようとも、それをわきが手術に利用とするのは人間である医師です。そして、人間はミスをする生き物でもあります。わきがの再発の可能性は技術レベルでは以前に比べてぐっと下がったものの、それを扱う人間にミスがあれば、再発の可能性は否定できません。わきがの手術に限ったことでありませんが、信頼できる病院・クリニックであるかどうかは非常に大切な問題だと思います。